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ヒーリング・ブランド「TSUNAGORO-綱五郎」の構築
2025年度BRAND MANAGEMENT AWARD 奨励賞
「ヒーリング・ブランド『TSUNAGORO-綱五郎』の構築」は、歴史的価値や神秘性にあふれた古民家カフェを食に留まらない唯一無二の「ヒーリング・ブランド」として確立した事例です。古民家カフェ「TSUNAGORO-綱五郎」は、2017年に依頼主である栗原氏が、同地で庄屋だった先祖の「綱五郎」氏の名を冠して開店。代々伝わる「磐座」を中心に据え、「人が集い、豊かさが生まれる場所」にしたいという想いのもと、ヴィーガン料理とともに新たな価値を発信する場としてスタートしましたが、世界観やコンセプトが十分に伝わらず、価値が本来届けたい感性の高い顧客層に届いていないという課題がありました。そこで、課題解決のため「綱五郎」という世界観をブランドとして確立することを決断、ブランディングに取り組みました。
ブランディングでは、「都会の喧騒を離れ、心身の浄化と深い癒しを求める感性豊かな女性」をペルソナに設定。ブランド・アイデンティティは「心と感性が満ちる、いやしの隠れ家」と決め、タグラインは「癒しの磐座カフェ」と決定。かつて周辺に咲いていた桔梗の花をモチーフにしたロゴマークや、岩に顔を描いたキャラクター「イワクラ」も考案。
さらに、音楽ライブやアート展、展示会、イベント、マルシェなど、五感に訴える様々なブランド体験を設計し、ヴィーガンカオヤムという代表的メニューも開発しました。
こうした取り組みによって「唯一無二のブランド」という認知が進んだことで、感性の高い理想の顧客が増加。また、顧客満足度が向上したことで2カ月先まで予約が埋まるようになり、2017年のオープン時は1300円だった客単価は2025年には3000円にまでアップ。蜜蝋キャンドルがニューヨークのギャラリーで扱われるなど海外進出も果たしました。

















